私の入口 図書館



『茶と黒の幻想』
著者・恩田陸
感想:
こんなタイトルだから、いったいどんな内容だろうかと思っていたら、意外と爽やかなものだった。

始めは、なんだかワケがわからない、というかメタファー(隠喩)がいっぱいで、???という感じだったけど、読み進むうちに、登場人物の心理描写、というか、思考回路が面白くて、つぎへつぎへ、と進む。

もともと、こういうサイトを始めたくらいで、人がどんな感想を抱くか、つまり、どんな思考回路を持っているのか、とっても興味がある私には、この作品のような心理描写は、非常に面白かった。

「性格」と一言で片付けてしまわないで、誰かの発言のひとつひとつが、どのように考えられて発せられるのか。この疑問、というか、興味が、この作品で書かれているのが、なんだか嬉しかった。

もちろん、舞台である屋久島は、読めば絶対に行きたくなる!
(読書後、屋久島への旅費を計算してビックリ!やっぱり世界遺産への旅は簡単ではなかった。。。経済的に)

出口 「月の裏側」恩田陸著

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