ブロバック(ブログに掲載したバックアップです) | ブログ掲載;2005/5/8 |
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「渋谷ではたらく社長の告白」(藤田晋著) |
感想: 「渋谷ではたらく社長の告白」(藤田晋著)読みました。
特に起業を目指していなくても、充分に楽しめる作品でした。 著者自身も作家を目指していたこともある、と告白していましたが、なかなかの文章力で、さすが営業のトップなだけある!!といったカンジです。 そう、この社長、いまでこそITベンチャーのトップですが、もともと営業畑で、インターネットのことなんて、???だったとのこと。 そんな、著者が今の会社で最年少独立系初の上場を遂げたのは、なんといってもその情熱のゆえんでしょう。 作品を読んで、まず思ったのは、実に一般的なサラリーマンの私でも、この情熱に溢れた作品を読んだお陰で、自分の中のちらちらとちょこっとだけ燃えてる(燃える、という程までもいかない)情熱の火力が少しだけ強くなったことです。 自分の中の情熱に「私にもそんな気持ちがあったか。」と元気になりました。 個人的に言えば、著者のように働くことは全く好まないし、高くを目指さない代わりに安定した生活がほしい、と思うタイプですが、それでも毎日の働き甲斐は感じて頑張っていたいと思います。 その頑張りが、元気が、作品を読んでもらえる気がします。 それからもう一つ。作品を読んでて思ったのは、この著者、味方もいますが敵もいっぱいいます。 自分の夢をかなえていくために、切捨てなければならないものは、結果、がんがん切り捨てているからです。 性格もあるだろうし、もし自分がその切り捨てられる側にいたら感じることも大きく違うでしょうが、その割り切りが現代の起業家には必須条件なのでは、とも思いました。 それが、いい事だとか悪い事だとかではなく。 何はともあれ、切捨てを続け敵を増やしても尚、持ち続けられる「夢」「目標」を人生の若いうちに抱けるというのは、本当に幸せなことだなあ、と羨ましくも思いました。 |
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