私の入口 | 篠田節子作品 |
『静かな黄昏の国』 著者・篠田節子 |
感想: この作家の作品は好きで、図書館にはいると読む、というスタンスでずっと読み続けていました。 が、最近ちょっと離れ気味で、久々に読んだ篠田作品でした。 この作品は短編集で、なかなか面白い設定のホラーが集められています。 この作家の作品から離れていた理由は、「だからこその良さ」ではあるのだが、女性ならではの、なまなましい表現に辟易したため。 その位、表現にグロテスクさがある。 男性小説家の方が逆にオブラートに包んだような表現をしたりするから、女性だからコソの表現力なのかも。 だからこそ、こそ作家の十八番(おはこ)であるホラーには、怖さが倍増してよいのかも。 また、この作家がやはり得意とするところだが、近未来の設定が、現代を皮肉る具合が、またコワイ。 この「静かな黄昏の国」での種明かしもコワイが、近未来の設定でかなり皮肉で逆に私には笑えたのが「斎藤家の核弾頭」 感想文はアップしていませんが、この作品もおススメです。 |
出口 | 篠田節子作品 |