私の入口 | 「秘密」東野圭吾著 |
『分身』 著者・東野圭吾 |
感想: 真相を書いてしまうと申し訳ないのですが、、、ま、読んでいるとすぐにわかるし、わかっても作品は面白いから、書いちゃますが、、、 これは、小説ですが、けっしてありえない話じゃないあたりが、ケッコー怖いな、と思いました。 と、いうのも、このサイトでも紹介している、私の大好きな柳沢佳子女史の著作品を読むと、現代科学、それもこの作品でいわれている発生工学の技術革新を知ると、作り話では終わらない現実があるからです。 しかも、柳沢女史は、この作品内でいわれていることを、現実に起こりうる、しかも現実的な対策の必要な問題として警告しているからです。 こういう作品が、ただ興味深い、新しい題材のミステリーとしてだけ読むのではなく、 これからの近い将来、自分達が受け止めなきゃならない現実問題としてみると、 主人公の2人の気持ちや、どの様な状況でも「母」という存在の重要さを、ズシン、と自分の気持ちの奥に感じました。 |
出口 |