私の入口 「あの頃ぼくらはアホでした」東野圭吾著



『秘密』
著者・東野圭吾
感想:
せつない〜!

内容は、映画にもなっていたので、なんとなく知ってはいたけど、やっぱり原作本っていいですよね〜。
本って、結局は自分の中でイメージができて、読む人それぞれの作品の世界ができると思うから。

それにしても、この作品、なかなかない、まっとうなラブストーリーなんじゃないかなあ。(実は)夫婦の愛の形が、ある意味理想的に描かれている気がしました。

結末にしても、やっぱり、これが夫婦愛というものかしら、と、独身の私は、憧れの気持ちも抱きつつ思ってしまいました。

私も、こんな風に愛されたい、と女性なら誰しも思うでしょう。

この作者の他の作品「白夜行」もまた、究極の愛の形を見せられた気がしましたが、それとも、またぜんぜん違う、でも、やっぱり究極の愛の形なのでは、と。

せつない、けど、じめじめ感の残らないところも、この作品の嬉しいところです。

こんな風に愛されたい、とも思うけど、それよりも感じたのは、主人公の直子のような女性になっていきたいな、とも思いました。こんな奥さんに。
出口

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