〜あなたは「解説」を読みますか?〜
中学生時代、私がまだ読書狂でない時分「解説」は、中身を読まず(読む時間が無くなるまで放って置かれた)に宿題の感想文を書く為のものでしかありませんでした。しかし、現在の私の読書スタイルに於いて、この「解説」が非常に重要な存在になっています。というのも、この「解説」もまた、「出口」の一つだからです。
「出口」は作品の題材や、ちょっとしたフレーズ等々作品中にもたくさんちりばめられているのですが、その一つにこの「解説」が大きな役割を果たしてくれています
。
「解説」者にも、同業者(同種の作者)・編集者・異業種の方等、様々ですが、この「解説」によって、作品により深い理解を得られることはもちろん、この解説者のキャラクターも見えてくるのです。
作品もさることながら、「解説」が、面白いものも沢山あります。そうしますと、その解説者の作品にも、異業種の方ならその職業にも興味がわいてくるものです。つまり、そういった「出口」もなかなか面白いのです。
読書し、何かしら感ずるところあれば、それを他人と共有したい、共感しないまでも同じ作品を読み、どう感じたか聞きたい、話し合いたい、と思うのは私だけでしょうか。
そんな時少なくともこの「解説者」は、間違いなく作品を読み、その読後感を記してくれている一人なのであります。
どうぞ、「解説」も、楽しみに読まれてはいかがでしょうか。 |
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